2009年12月3日木曜日

活字


「今日の芸術にしばしば見られるような、
芸術作者、鑑賞者双方ともに
我をむきだしにし、
自己主張するような関係が
いかに不毛なものであるかは明白である。
逆に、自己を空しくし、
芸術に自己を委ねることによって、
自己を超越した自他一体の境地にいたることが
芸術の奥儀なのであり、
それによって、
芸術はほとんど宗教に等しい神聖な世界となる。
芸術における暗示、
あるいは、余白の意味もそこにある。」
/大久保喬樹
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出版業界低迷期といわれる中で
毎日新しい新書が発売され、
雑誌の種類も増えていく。
刷られては、店頭におかれ、捨てられる。
「自分の言葉を発表したい人が多い、特に最近は」
って誰かが言ってたなあ、出版系の人が。
audienceに迎合して意味をなくした芸術と
自分の意志だけを押し付ける芸術。

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