2009年6月21日日曜日

paris tokyo

"フランス人はグループやカップルでの行動がすきで、
たったひとりでなにかをすることを好みません。
でも集団のなかにいても、それぞれがばらばらに違う雰囲気で、
まったく違う意見を主張したからって、なんてことはなくて
(陰口はいいながらも・・・)それも受け入れほったらかしておきます。
ちょっと集団のはたらきを乱したからといって
それが決定的なミスにならない限り、
なにも言いたくないひとはほおっておくし、
なにか言いたいひとは、
まるでしつけおばさんみたくこまごま言います。
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そんなまとまりがあるようで、ばらばらな感じ。
ばらばらで雑多なようなんだけれど、なんだかまとまってしまった感じ。
それがだんだん、らくちんになってきています。
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日本で働いていたさいごの一年は、
まるでハムスターがくるくる車を走っているみたいな感じで、
息が切れそうでした。
もうなんだか、とあるシステムのベルトコンベアーに乗って、
ただ走らされているだけみたいな感じ。
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服も本も映画もテレビも食べ物も、
なんでもかんでもかっこたる流行があって、
新しいモノを探してばかり、買ってばかり。
空いた時間の楽しみ方がわからなくて、
みんな「忙しい」と「やることいっぱい」が口ぐせで、
まるでそれがステイタスみたいだった。
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そのうえ、
なんと人生のプロトコールまでも決められていて、
それにのらなければ、勝ったとか負けたとか、なんだか厳しい。
みんなはなすことが一緒、発言することもみんな一緒。
ばらばらな感じがなくて、結果みんな統一しすぎている感じ。
そこに戻るのはもう、ちょっと嫌だと思う。"
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こうやって素敵な人たちがどんどん
日本から海外に出て行っちゃうんだろうな。

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