2011年7月23日土曜日

スペイン 虹色の街

会社で金融をやってるから、旅行前にも
「欧州では債務問題が…ギリシャに続いてスペインが…デフォルトの危機」
だのなんだの、スペインどうなってるんだと思ったら、
観光都市Barcelonaはものの見事に整備されて
電車は時間通り、バスも予定通り、道は綺麗で、ごみ一つ見あたらない
ウェイターは呼ぶ前に来てくれて、街で道を聞いたら皆英語で答えてくれる。
「Nada, No Problema!」
って、スペイン人ちっともなまけてないじゃん!
ってのは観光都市Barcelonaだからであって、Madridとかはまた違う話なんだろうな。
やっぱりスペインって自由だよね、愛だよね、表現だよね、
ほらあそこでも男の人が手つないでる、あそこにも、あそこにも、
あれ?
と思ったら今日はGay Paradeの日だよ。踊るミュージカルファウンテンを見に行くはずが
素敵な美女と猛烈にかっこいい男性がぎゅうぎゅうの道に入る。
イケメンにウィンクされる。あ、恥ずかしい、って、そっか違うよね。
私の後ろに立ってるこのイケメンにしてるんだよね、すみませんでした。
毎日がお祭りなのか、この日だけなのか知らないけど
そういえば映画のSpanish Apartmentの続編のRussian Dollsで
フランス人XavierはBarcelona出身の女の子とお付き合いをして
二人ですっぽんぽんで街を走ったりしてたよね。
そんなもんなのかな、スペインって?違うか。違うよね。
やっと噴水についた。
ドバイでもミュージカルファウンテンあったけど、ドバイのより100倍綺麗だよ。
ドバイでお金ある人たちが高そうなカメラで冷静に噴水の様子をビデオに収めているより
Barcelonaの噴水の前で音楽に合わせて踊る女の子と
水に濡れに行って勇者の顔でお父さんにドヤ顔する少年がいる
Barcelonaのミュージカルファウンテンの方が100倍綺麗だよ。
すっかり観光客で、なんだか少し嫌だな。
こんなにクレイジーでふざけてて美味しくてハッピーな街が
本当にBarcelonaの本性なのかな?
でも映画のVicky Christina Barcelonaでも
クレイジーなアーティストのペネロペが
愛とか芸術とか人生について語ってたよね。
道端で大けんかして、家に帰って感情を油絵で表現してたよね。
感情が溢れてて、素直なんだろうな、この街は。きっと。
感情を素直に出すことを良しとされず、
目立たないように、気に障らないように、声を大きくしすぎないように、
そう暗黙のルールに縛られている東京から見た芝生は、あまりに青くて羨ましい。
Barcelonaがあまりに青くて羨ましい。


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