2011年3月8日火曜日

いんしゃーらー


旅行中に私は本をたくさん読むんだけど
あの素晴らしいモロッコ旅行の時も
成田空港の小さな本屋さんで本を4冊ほど買って
その中の一つが「アルケミストby パウロ・コエーリョ」だった。
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内容も何も知らずにたまたまそこにあったから買った本だったんだけど
スペインのアンダルシアの羊飼いの少年が
夢と偶然に導かれて、羊を手放し、北アフリカに入り、
モロッコに入り、砂漠を通り、エジプトにまで辿り着くお話。
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モロッコの汽車の中で読んでた時に、成田空港で偶然手に取った本が
偶然にもモロッコを一部舞台としていてすごく感動した。
そして、モロッコから砂漠を経由して、エジプトにたどり着く物語に、
一つ前の投稿で書いた、小さい頃から大好きだったJosephのミュージカルの
話を思い出して、偶然よりも大きな何かを感じたの。
すごくどきどきした。
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このアルケミストとJosephの物語でもそうだったように、
きっとエジプトは昔から、すごく昔から、みんなが憧れて、
苦労をしてでもたどり着きたい場所だったんだろうな。
ヒマラヤ山脈に住む人々にとって、チベットのポタラ宮がそうであるように、
ムスリムの人にとってメッカがそうであるように、
歌歌ってる人にとってマンハッタンがそうであるように。
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エジプトは行ったことがないんだけど、
私の周りにいる人がなぜかみんな行ったことがあって、
みんなエジプトはすごいって口を揃えて言う。
「日本が縄文土器とかを作って獣追っかけてた
そんな時代よりもずっとずっと前の時代に、
エジプトには城があって、街があって、学問があって、
それが今でもエジプトの至るところに存在して、
現代のものと一緒に当たり前に混在してる。
そんな日常があまりにもすごい」
私も早く行ってみたい。自分の目で歴史の神秘を見たい。
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そんなエジプトでデモが起こって、
行ったこと無い地で、知り合いも一人も居ないのに
毎日毎日すごく心配で、仕事そっちのけで毎日foreignpolicy.com
のニュースを見て、感慨深くなってた。なんでなんだろう。
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魅惑のモロッコ旅行も振り返ってみれば、
なぜ目的地がモロッコになったのかが始終不明で、
一緒に同行した連れによると
「千尋が突然電車で『モロッコに行こう』って言い出したんだよ」
って言うんだけど、何で突然言い出したのかが、全然思い出せない。
前から行きたかった国なわけでもなく。
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っていう偶然が重なって、いろいろつながって、
すごくむずむずするのに、
私はこの偶然が自分をどこに連れて行こうとしているのかが分からず
どう波に乗ればいいのかが分からない。
でも、どこか違う方向を見て突き進みたいな。
冷静に、且つ大胆に、突き進みたい。
でもどこに進めばいいのかがわからない。
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。。。
とりあえずイスラムをもっと理解するために
東京のモスクに行ってみようと思います。
インシャーラー
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4月からプチ異動が確定して、ド暇な毎日が
ド忙しくなりそうです。おうのう。

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