2011年7月14日木曜日

スペイン Gaudiの街

BarcelonaはGaudiの街。
何百年にも渡って建てられていてまだ終わってないし当分終わらない
伝説の教会Sagrada FamiliaをボスにしてGaudiの宝物が散らばっている。
Barcelonaの鮮やかな太陽と、透き通る海と、鮮やかなオレンジとオリーブの
いろんな色がぶつかりあって、でも戦わない、
そんな虹色の街Barcelonaを表現したかったのかなGaudiは。
でたらめのようで、ぐちゃぐちゃのようで、きれいなものを作ってしまう。
昔おばあちゃんが、余ったボタンをたくさんあつめて
それを全部ひもに通したら、一つ一つはぶざいくなのに
まとめるとすごく綺麗に見えるネックレスを作ってくれた。きっとそんな感じ。
小さい頃にお絵かきをしていたとき、
私のおうちはお菓子で作って、屋根は全部アイシングにする。
かわいくするために、塔の上にはパイナップルを置いて、
楽しくするために、屋根の真ん中には鳩の巣を作る。
時々その鳩は、塔の上のパイナップルを食べるの。
でも大丈夫、パイナップルはすぐに補充するし、
その横にはオレンジも置いてあるから、私も一緒に食べに行く。
子供の夢を叶えた家。
想像するだけで楽しくて、みんながそこに集まってきちゃうような家。
そんな家を、自然の中で植物とか昆虫とかお花を見て育ったGaudiは夢見て、
他の人が大人になるにつれてそれを忘れていったのに対して
Gaudiは一生懸命勉強して、考えて、本当に建てちゃった。
おもちゃの家。
想像するだけでも楽しいみんなの家は、世界中から人を寄せ集めて
何百年もかけて皆の夢をかなえようとしてる。
都会に住んで、ビルの中で働いて、パソコンを見ながら数字で遊ぶ。
家を出てから駅までのわずかな時間しか太陽を浴びず
太陽が沈んだ頃にビルを出る。
今日は雨だったの?晴れだったの?
ビルの中はいつも同じ温度だから今日が暑かったのか寒かったのかもわかんない。
冷えすぎてるからとりあえずカーデガンを持っていかないと。
Gaudiの時代がどんな時代で、そのときBarcelonaはどんな街だったのかは
全然分からないけど、Gaudiはどんどん世界中の街が同じになっていって
コンクリートとガラスに囲まれて、灰色と黒に囲まれて、
太陽の暖かい光や、海の鮮やかな青、草の緑と、花の溢れる色を
人がどんどん見なくなっていくことに気がついていたのかな?
自然の色を決して忘れないで。
自然の色を忘れてもいいから、考え方まで、物の見方まで、
みんなと同じ灰色と黒にしたりしないで。
Gaudiの作品を気に入り、自分の土地に大きな家を建てて欲しい、
やっぱり、お金が無いから公園を作って、と頼んだMr.GuelleのGuelle Parkは
Gaudi作品の中でも色合いの宝庫。ジャングルの様でパレットの様で
宙に浮いてたり、柱が並んでたり、カメレオンが居たり、象が居たり、
どこまでもふざけていて、まるでBarcelonaの街みたい。
素敵なオーケストラの音色が聞こえると思ったら
おじいさんがバイオリンを、弾いてるふりしてた。
横のラジカセで素敵なオーケストラの音色を流す。
ふざけてるよ!でもいいんだよ。おじいさん素敵な音色を流してくれてありがとう。
楽しかったら良いじゃない、みんなで笑えれば良いじゃない、Barcelonaが大好き。

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